木村監督より、夏の大会を終えてコメントをいただきました
菊里高校野球部、また勝てず
またしても夏の大会が、短い夏が終わりました。保護者やOBなど多くの方々に支援をいただきながら誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、負けた、というよりは勝てなかった、というほうが実感に近いのであります。チャンスはありました。練習試合ならできたことが、夏の本番にはできない。“何かが足りない。”打者の三冠。私は常々生徒には、高校野球に必要なのは「打点」だと言ってあります。勿論「本塁打」には打点がつきものですが、そうそう頻繁に出るものではない。一発勝負の試合に必要なのは、長いスパンでの個人のアヴェレージ、つまり「打率」ではなく「打点」なのです。その中にはゲッツー崩れの1点もあれば、内野ゴロでの1点もあります。どんな形でのものでもいいから、三塁ランナーを還すこと。それがチームを勝利に導きます。練習試合でもできた時には、打者をほめてきました。しかし、ここ2年間夏は不発続きです。“何かが足りない。”それが何なのか。この歳にして、恥ずかしながらまだわかりません。答えを見つけるための戦いがまた始まります。
先日中学校の教員と話をしました。名古屋市内の中学校でも野球部の状況は芳しくなく、合同チームでの大会参加が増えているそうです。高校も市内の公立普通科高校は部員の減少に頭を悩ませているところが決して少なくはないようです。本校も新チームは11名+マネ3名の小所帯での戦いです。苦しい戦いですが、頑張ります。OB諸兄のみなさま、ぜひとも応援をお願いします。
菊里高校野球部監督 木村 好輝(昭和59年3月卒)