木村監督より、夏の大会を終えてコメントをいただきました
OB会のみなさま、いつもご声援ありがとうございます。本年は4年ぶりに2試合を戦うことが出来ました。サヨナラ勝ちということもあり、朝日新聞には学校名がはっきりとわかる写真(サヨナラ勝ちのホームインの瞬間です[6月30日付け朝刊])も掲載され、ご覧になっていただいた方も多いかと思います。
1試合目の相手校は、学校統合により、新入学生が募集停止となっているということで、2・3年生のみ12人(うち3年生は4名)のベンチ入り、本校も2・3年生だけなら11人(同3人)と互角の構成でした。試合は、最後の1点こそうまくはまった感がありましたが、やはりエラーがらみで得点できたことが、勝因の一つとなりました。投手の継投はほぼ予定通りで、先発投手の出来がいつになく良く、序盤を抑えきり、終盤まで競った試合になったこと、センターから登板しぴしゃりとおさえた3番手の好投も大きかったと思います。3人の3年生が全員ヒットを打てたことも、親御さんに喜んでいただけたかと思います。他方、2回戦の相手校は、ベンチ入りのほとんどが3年生という対照的なチームで、監督の方は熟練。チーム力は大差を感じませんでしたが、サインミスあり、相手の2ランスクイズに対応できなかったり、エラーに付け込まれたりと、本校チームの若さが出てしまったな、という敗戦となりました。
高校の部活動を取り巻く環境は転換期を迎えています。休日練習は3時間以内をめどとすること、土日のどちらかを休みにすること、平日も練習のない日を1日以上設定すること、などが市立高校では定められています。命にかかわるので当然のことですが、熱中症対策にも神経を使います。また、大会日程が繰り上がったことで、本校は考査期間と重なり、生徒たちは大変な中での序盤戦となっています。そんな中でも、連綿と続く菊里高校野球部の歴史を今年も守って戦った生徒たちの今後を、どうぞ暖かく見守ってあげてください。
令和元年 夏
菊里高等学校 野球部監督 木村好輝
(昭和59年本校卒)