木村監督、夏の大会を戦い終えて

20140720木村監督5

木村監督より、夏の大会を戦い終えて、コメントをいただきました

短い夏が終わってしまいました。力みかえったり、緊張で思うようなプレーの出来ない選手たちの力を出させてあげることがないままで、あっと言う間に負けが決まりました。
チームメイトが次々に去って行く中で、それでも残った3年生3名には、16日は勝ち運に恵まれませんでしたが、価値ある財産が残ったことでしょう。3年間続けた者にしか手にすることが出来ない何かが、必ずあります。(あると信じているからこそ、頑張れと言い続けられるのですが。)彼らは勝者にはなれませんでしたが、昨秋のエースとクリンアップを全て欠く悲運とも良く闘ったグッドルーザーでした。
私は常々、選手たちに「心と身体を鍛える」ことを求めています。単純な言葉ではありますが、鍛えられた精神と肉体は間違いなく生徒諸君の生涯にわたる財産となるはずです。また、試合に臨めば一対一の勝負になることもしばしばです。打者は打席の中で誰の助けも求めることは出来ません。そんな時に自分を支えてくれるのは強い心と身体を持つ自分自身なのです。
今回2年生の多くは力を発揮することが出来ませんでした。願わくは彼らが身も心も太くして、来年の夏、今年の忘れ物を取り戻して欲しい。そして、いつかは負ける日が来るのでしょうが(夏勝ち続けるチームは日本に一つしか無い)、その日全力を出し切ったグッドルーザーであって欲しい。1年後に向けて、負けたその日からスタートしています。
OBOGの皆さま応援ありがとうございました。

監督 木村 好輝

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